たちの悪い幻聴が聞こえ、苦しめられました

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私の統合失調症の症状は
幻聴が聞こえることから始まりました。

 

「カーテンを閉めろ!」

 

「診察に行け!」

 

「離婚しろ!」

 

「だめだ、動くな!」

 

「死ね!死ね!死ね!」

 

こういった幻聴は、
現実の人の声を聞くときとは異なり
脳の中に直接響いてくる感じです。
非常に神秘的でなおかつリアルであり、
口調はかなり高圧的で命令的なものが多いのです。

 

 

ある時は、神の声のように
天から降ってくるような感じで聞こえますし、
ある時は、地獄の亡者のように
地の底から響いてくるような感じで聞こえてきます。
いずれの場合も、
同じ内容をしつこく繰り返してきます

 

 

おそらく、一日に一度「死ね」と言われて
死ぬ人はいないかと思います。
でも、これが24時間絶え間なく聞こえると
さすがに洗脳されてしまいます。
一つ間違えれば命を奪われてしまうくらい
強烈なものなのです。

 

 

ただ、「死ね!」のような
単純な命令形の幻聴やなら
明らかに他者の声だと判断できるので
いくらか抵抗することができます。

 

 

しかし私の幻聴は次第に
あたかも私自身の考えかのように
口調を変えて現れるようになりました。

 

 

たとえば駅のホームで電車を待っているとき、
最初の頃は、単純に

 

「飛びこめ!」

 

という声が聞こえていました。
それくらいなら、何とか否定して
抵抗することができたのですが、
あるときから幻聴は、
親しい友人のような口調になり、

 

「私が生きていたら、みんなの迷惑になる。
あと1メートル進んだら楽に死ねるよ。勇気を出して。」

 

などというふうに変わっていきました。

 

 

こういった、自分の考えていることが
声になって聞こえてくることを
「考想化声」というそうですが、
この「考想化声」の大部分には
実際の私自身の意思が入っているので
ものすごく苦しめられました。

 

 

上記の声でも、

 

「私が生きていたら、みんなの迷惑になる。」

 

「あと1メートル進んだら死ぬ。」

 

などということは、
私がふだんから考えていることでした。
それでも、

 

「勇気を出して。」

 

という部分は、
たちの悪い幻聴が作り出しているのです。

 

 

それが、私の考えに乗っかる形で
頭の中に響いてくるわけですから、
こうなると、私自身の考えなのか、
第三者のものなのか、
判断ができなくなってしまいます。

 

 

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